こんにちは、ゆうです。
さっそくですが今日はぶっちゃけます。
今の時代においてダウ理論は使えないよ!
僕は使いません。その理由を説明していきます。
ダウ理論とは米国の証券アナリストであったチャールズダウ氏が提唱したチャート分析理論です。

①市場構造の変化

まずそもそもダウ理論が提唱された時代と今は全く違います。
19世紀末は情報がテープリーダー・電話・電報で繋がっていき、ニュースは数日遅れで伝わる時代です。対して今はXやニュースが秒単位で伝わり、HFT、AIやアルゴリズムを使って1ミリ秒に数千回の注文を入れることもある時代になります。
市場構造が全く違うのに同じ理論を使うのは無理があるということです。
②相場は非線形システム

FXは算数じゃなくて国語なんです。
グラフを見れば分かるように線形は同じ動きをしていくもの、非線形はそうではないものです。算数は答えが一つしかないですが、国語・英語はそうではないですよね。
FXもそちら側だと思います。
人間の意思決定は直感的で非合理的だといわれています。そんな非合理的な直感が何十万、何十億と集まって動いていくカオスな場が相場です。
〇〇理論だけでは語りつけるわけがありません。
理論的に正しいというのは勝てるには直結しません。
③ダウ理論は事後的

基本的にダウ理論は後付けだと思っています。エントリーに使うには正直遅いです。
ダウ理論には3つのトレンド段階があるのですが、全部後から見ないと分からないんです。
ここがエントリーポイントかな?と思ったら手遅れだったりと…経験あると思います。
④アルゴが理論を逆手に取っている

勝者のトレードにも書かれているのですが、アルゴリズムがこういった理論・理屈を逆手にとってくることが非常に多いんです。
こういったタイミングを狙ってフェイクブレイクをしかけてくることがあります。そのうえでそのあと利伸ばししてくるといった形です。
理論は武器にはなるものの、逆にいえば位置情報(エントリーポイント)を晒しているようなものでもあるので注意が必要です。
じゃあ何を信じればいいのか?をここからお話していきます。
①通貨の強弱

いつもお話しているように通貨の強弱を用いた環境認識です。
その通貨は売られているのか、買われているのかという力学で相場は動いています。
この理論はどんな相場でも崩れないんです。通貨の強弱を踏まえて環境認識していくことが大切です。
②前日の日足、先週の週足

前日の日足、先週の週足は予測ではなく「感情の痕跡」です。
予測を立てていくのではなく、動かない事実を見てどういった状況なのかを分析していくことが大切なわけです。
日足に乗れ、それだけです。
まとめ

ダウ理論が使い物にならない!と言いたいわけではなく、本質は通貨の強弱と日足だよということを言いたいんです。
これらが分かってはじめてテクニカルを活かすことができます。まずは本質的な部分をしっかり理解していきましょう。
何か質問があればお気軽にご連絡ください。
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それでは引き続きよろしくお願いいたします。